「あんしんマイハウス」開発エピソード
共済(保険)の掛金設定は、主に、火災発生の危険率及び建物の耐火性能で決まります。
「あんしんマイハウス」では、火災発生危険率に着目してみました。
ご家庭によって異なる火災危険
火災発生危険率は、火災が発生した建物内で営まれていた職業・作業別に分類・分析し、その危険率の高低が決定されています。
したがって、火を常時使用する飲食業や、燃えやすい木工材料を常時使用する木造家具製造業などは統計上火災発生危険率が高く、一般の住宅や事務所より高い掛金設定がされています。
ところが、一般住宅は建物の耐火性能だけで掛金が決定されており、火災発生危険率はまったく考慮されていません。一般住宅でも当然、火災発生危険率は違います。
(統計データ:京都市消防局調べ)
住宅火災の発生原因を上のグラフに示していますが、
「たばこ」・「暖房器具」・「天ぷら鍋」による火災が発生原因の上位にランクされているのがお解かりいただけると思います。
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あんしんマイハウスの誕生
しかし、この発生原因である「たばこ」・「暖房器具」・「天ぷら鍋」は生活習慣によって予防することが可能なものです。
「十分な予防がされている住宅は予防されていない住宅より火災発生危険率は当然低いので掛金設定を下げることはできないか」と考えました。
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免責割引と火災予防
開発当初は、「十分な予防がされていれば割引をする」というコンセプトでしたが、
加入者の公平性(虚偽の申告者と区別)を考慮し、割引を選択した発生原因により万が一火災が発生した場合は免責とし、お支払いはしないことにいたしました。
この「あんしんマイハウス」の加入者が増えることで、免責項目(たばこ・暖房器具・天ぷら鍋)による火災予防に取り組むご家庭が増え、結果として、
京都の町からどんどん火災が減少し、安心・安全な町「京都」にしていくことが、私たち京都市民共済の願いです。